アルミニウム合金鍛造品5083と6082の違い

5083と6082はどちらも、様々な産業で鍛造品として一般的に使用されているアルミニウム合金です。いくつかの類似点はあるものの、明確な違いもあります。

アルミニウム6082鍛造品様々な形状と種類をご用意しており、産業ニーズにお応えします。鍛造カスタムシェイプ、鍛造継手、鍛造丸棒、エルボ、鍛造キャップ、鍛造T字継手、鍛造ファスナー、鍛造パイプ、鍛造角棒、鍛造リング、鍛造フラットバーなど、多岐にわたる製品を取り揃えています。

アルミニウム5083鍛造品アルミニウム合金は、工業用途で利用される様々な特性を備えています。鍛造品に備わっている特性の一部は、アルミニウム合金を使用していることに起因しています。しかし、だからこそ、アルミニウム合金はあらゆる高温条件の産業で広く使用されています。石油化学、医薬品、石油・ガス、パルプ・製紙、ガス処理など、様々な産業で鍛造品が工業用途に使用されています。

アルミニウム合金5083 6082鍛造品相当グレード

標準 国連 EN ディン 古い アメリカ(AA) WNr
5083 A95083 AW-AlMg4,5Mn0,7 AlMg4,5Mn AG4,5MC 5083 3.3547
6082 A96082 AW-6082 AlMgSi1 - - 3.2315

アルミニウム合金 5083 6082鍛造品化学組成

学年 Si Al Fe Cu Mn Cr Mg Zn Ti
5083 0.4最大 レム 0.4最大 0.1最大 0.4~1.0 0.05~0.25 4.0~4.9 0.25最大 -
6082 0.7~1.3 レム 0.5最大 0.1最大 0.4~1.0 0.25最大 0.06~1.2 0.2最大 0.1最大

アルミニウム合金 5083 6082鍛造品機械的特性

学年 抗張力 ブリネル硬度 耐力 伸長
5083 275~350MPa 75 HB 125 最小 MPa 12分 %
6082 295 95 240 8

アプリケーション

5083アルミニウム合金は、優れた耐食性から造船やボートの船体などの海洋用途に使用されています。また、強度と軽量性を兼ね備えているため、自動車やトラックなどの車両にも使用されています。一方、アルミニウム6082は、その高い強度特性から、主にフレームや押し出し成形などの構造用途に使用されています。

まとめると、5083と6082はどちらも鍛造に適したアルミニウム合金ですが、組成と特性が異なります。5083は優れた耐食性を備え、海洋用途に適しています。一方、6082は優れた成形性、溶接性、そして構造用途で知られています。これらの合金のどちらを選択するかは、対象となる用途の具体的な要件によって異なります。

アルミリング-22-300x240   アルミリング-141-300x240  アルミニウム合金6082

 


投稿日時: 2023年7月18日