アルミ板を溶接することは可能ですか?

例えば1060アルミニウム板、5052アルミニウム板、 そして6061アルミニウム板いずれも溶接性と加工性に優れています。では、溶接する際にはどのような点に注意すればよいのでしょうか?
1. アルミニウム板溶接用溶接ワイヤの選択
純アルミニウム板(1060アルミニウム板)を溶接する場合、溶接ワイヤの純度は一般に母材の純度より低くありません。
アルミニウム合金板を溶接する場合、溶接ワイヤの化学組成は一般に母材と一致するか類似しています。
アルミニウム合金板を溶接する場合、溶接ワイヤ中の耐腐食元素(マグネシウム、マンガン、シリコンなど)の含有量は、通常、母材の含有量より低くありません。
2. アルミニウム板の溶接方法の選択
品質の悪い補修溶接が必要なアルミ板や鋳物の溶接には、一般的にガス溶接が使用されます。
電極アーク溶接はアルミニウム合金鋳物の補修溶接に使用できます。
不活性ガスシールド溶接(TIG または MIG)法は、アルミニウムおよびアルミニウム合金に最も広く使用されている溶接方法です。
純アルミニウムおよびアルミニウム合金板は、タングステン電極交流アルゴンアーク溶接またはタングステン電極パルスアルゴンアーク溶接によって溶接できます。
純アルミニウムおよびアルミニウム合金の厚板は、タングステン・ヘリウムアーク溶接、アルゴン・ヘリウム混合タングステンアーク溶接、ガスメタルアーク溶接、パルスメタルアーク溶接で加工できます。ガスメタルアーク溶接とパルスガスメタルアーク溶接は、ますます多く利用されています(アルゴンまたはアルゴン・ヘリウム混合)。
溶接作業においては、溶接前と溶接後の適切な洗浄も不可欠です。溶接方法が適切であれば、良質なアルミニウム板は溶接後にはんだが剥がれたり割れたりすることはありません。

 3003アルミニウム板シート   https://www.sasaaluminum.com/5052-アルミニウムプレート/   https://www.sasaaluminum.com/5083-アルミニウムプレート/

 


投稿日時: 2024年3月28日